想い出の甲子園(1)

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第77回選抜甲子園 (H17 3月23-4月2日)

写真提供:慶應義塾総務部広報

神奈川新聞社

菊地啓太氏

01              甲子園出場決定!平成17年1月31日、秋季関東大会での戦いぶりが評価され、第77回選抜大会出場の決定が伝えられた。 部員たちの胴上げで宙に舞う上田監督。           
02野球と制服と塾旗 発表当日は試験前練習オフ期間。部員たちは吉報を待って学生食堂で待機した。出場決定の報告を聞き、「塾旗」を囲んで雄叫びをあげる部員たち。翌日、この絵が各新聞社の紙面を飾った。
03記者会見 出場決定直後に行われた記者会見。「冬は長く、扉は重たかった」と語る上田監督のコメントはこれまでの苦労を実にうまく言い表していた。
04お祝いの横断幕 45年ぶりの出場に東急日吉駅も盛大にお祝い。東急のみなさん、また沿線のみなさん応援ありがとうございました。
05日吉商店街も大喜び 日吉商店街の皆さんも3つの横断幕を作って、45年ぶりの快挙をお祝いしてくださった。いつもお世話になっているうえに温かい応援、本当にありがとうございました。
06東急バスもお祝い 東急バスもセンバツ出場をお祝いして、車内にお祝いの張り紙を飾ってくださった。乗車した子供たちからも惜しみない拍手が送られた。
07初の垂れ幕 センバツ出場を記念した垂れ幕が校舎に飾られた。各部が全国大会に出ているけれど、こうした垂れ幕が本校に飾られたのは初めてではないだろうか。
08対戦相手決定! 3月15日の抽選の結果、初戦の相手は強豪・関西高校(岡山県)に決定。関西高校、船引主将と健闘を誓う漆畑主将。
09塾長が来た! 3月16日、お忙しい時間をぬって、安西塾長が激励にグラウンドにいらした。塾長のお話に聞き入る部員たち。慶應義塾の誇りをあらためて感じた瞬間。
10選抜旗授与式 同日の夕方、日吉キャンパス「来往舎」にて、選抜旗授与式が行われた。 少し離れて、式の進行をしっかりと見守る「塾旗」。
11選抜旗が主将の手に 弦楽四重奏による「塾歌」で幕を開けた選抜旗授与式。主催の毎日新聞社より漆畑主将に選抜旗が手渡される。
12日本にひとつの千羽鶴 父母会からは「三色旗」をあしらった日本にたった一つの千羽鶴が託された。この千羽鶴は大会期間中、常にチームの傍らで選手を見守り続けてくれました。
13輝かしき選抜旗 45年ぶりに授与された慶應義塾高等学校選抜旗。今は役目を終え、校長室で静かに「後継者」を待つ。
14横浜市庁舎訪問 3月17日、横浜市職員の温かい歓迎をうけ、市庁舎を表敬訪問。中田市長をはじめ、職員の方々の激励を受け、あらためて横浜の代表として恥ずかしくない戦いをすることを誓った。
15気さくな中田市長 中田横浜市長の声に元気に応える部員たち。市長からは力強い握手でチームを励ましていただいた。
16神奈川県庁舎訪問 神奈川県職員の皆さんも熱烈に歓迎してくださった。野球王国・神奈川を代表することの重みを感じた日でもあった。
17松沢県知事も大喜び 塾高OBでもある松沢神奈川県知事も今回の出場に大喜び。知事として、また先輩として熱い激励をいただいた。心のこもった色紙ありがとうございました。
18毎日新聞社で 毎日新聞では出場決定日から約2ヶ月に渡って連日、塾高野球部の記事が伝えられた。すばらしい記事をありがとうございました。
19神奈川新聞&TVKで いつもお世話になっている神奈川新聞社とTVKを訪問。制服姿の出演に選手たちもやや緊張気味。
20テレビ出演を終えて 東海大相模高と一緒に記念写真。神奈川新聞、TVKの皆さん、豪華な昼食ありがとうございました。
21慶應義塾長賞授与式 3月17日、選抜甲子園出場の快挙を讃えて塾長賞が与えられた。場所は三田キャンパスの旧図書館。表敬訪問と同日に行われた授与式には片山副将をはじめ5名が代表として出席した。厳かな式典に部員たちはやや緊張ぎみ。しかし、重要文化財である旧図書館をはじめ「ペンは剣よりも強し」のステンドグラス等の歴史的な美術品にふれ、慶應義塾の伝統をあらためて感じる日にもなった。式終了後に安西塾長、山崎諸学校担当理事と記念写真。
22いざ出陣! 3月18日、新横浜駅にて。神奈川高野連主催の壮行会を終えて、いよいよ出発。神奈川高野連関係者、保護者、学校関係者、OBの方々に見送られ、甲子園に向けていざ出陣。
23来たぞ、甲子園! 3月23日、待ちに待った開会式。ついにやってきた憧れの甲子園。 
2445年ぶりの行進 仲間の部員、野球部スタッフ、OB、保護者、塾関係者、塾高野球部ファンの方々、みんなの夢と期待を背に45年ぶりの入場行進。堂々と、しかし軍隊式にはならずに。
25大歓声 慶應の名がコールされたとき、ひときわ大きな歓声が上がったかに思えたのは贔屓目だろうか。
26トンガリ帽子復活! アルプス・スタンドでの応援のために復活したトンガリ帽子。慶應義塾公式応援グッズとして応援席でも大人気。今も記念品として家に飾っている方も少なくないとか。
27慶應義塾大応援団 3月24日、雨のため順延となった第1回戦が開かれた。1塁側アルプス・スタンドにぞくぞくと詰め掛ける慶應応援団。
28慶應義塾ペナント 慶應義塾高校のペナントは大人気。噂によれば売り上げは桑田、清原のPL学園以来とか……
29威風堂々 この選抜大会のために新調された『陸の王者 慶應義塾』の大横断幕。塾生・塾員をはじめ、関係する多くの人に改めて愛塾心をかきたてた。 
30関西戦の応援スタンド 悪天候にもかかわらず、大勢の方が応援にかけつけてくださった。勝利の後に頬を伝ったのは雨ばかりではないでしょう。
31エンジョイベースボール 苦しいからこそ、楽しい。
32ナイス ピッチング 悪天候の中、打球を受けながらも、エース中林が粘り強く踏ん張る。
33スローモーション 新谷選手の打った打球はまるでスローモーションのようにショートの頭を越え、グラウンドに転がった。この笑顔でお茶の間の人気者に。その影には谷地、湯浅選手の頭脳プレーがあったことも忘れられない。
34劇的なサヨナラ勝ち 「雨と風と延長の試合には勝つ」という部訓をしっかり実践したナインたち。よくやった!
35福澤先生生誕の地訪問 3月27日、練習場に向かう前に福澤先生生誕の地と適塾跡に立ち寄った。慶應義塾と深くかかわりのある史跡を部員たちも興味深く見学した。。
36いよいよ第二戦・福井商 3月29日の第2回戦。ぞくぞくと詰めかける慶應応援団。北は北海道、南は沖縄、さらには海外からもOB、関係者がぞくぞくと集まり、スタンドは同窓会場と化した。
37若き血に燃ゆるもの 慶應色に染まった応援団。慶應、慶應、陸の王者、慶應!の大合唱。みなさん、応援、本当にありがとう! 
38林投手を攻める! 高校野球界屈指の好投手、林投手の前に序盤は三振の山。しかし、中盤から得点を重ね、強豪福井商を追い詰める。
39これぞKEIOの応援! アルプスに集う大応援団をひとつにまとめ、応援をリードする應援指導部。これぞ学生応援の真髄だ!平瀬、加藤、清水、カッコイイゾ。そして慶應女子高のバトン部のみなさん、華麗な応援をありがとう。
40野球部の強力な味方 吹奏楽部は野球部の最大の味方。県大会も、関東大会も振り返ればいつも吹奏楽部がいてくれた。その力強い演奏は甲子園はもちろん、テレビの前のファンをも大いに楽しませた。
41マイナーの誇り 月に立つ宇宙飛行士は数名だが、それも地上にいるスタッフがいればこそ。塾高野球部もしかり。彼らの力なくして勝利はない。
42ベスト8進出 大会屈指の好投手、林投手(現ロッテ)を前に劣勢を伝えられた試合であったが、エース中林が堂々と投げあい、気がつけば3対1の勝利。やったぞ、ベスト8!
43はためく塾旗 夕闇のなか、誇らしく風にたなびく塾旗。見よ風に鳴るわが旗を…2度目の塾歌が甲子園にこだまする。
44いよいよ準々決勝 4月1日、いよいよ準決勝。相手は兵庫の神戸国際大付属高校。勝てば塾高として春の甲子園では最高の成績になったのだが……
45超満員のアルプス 晴天に恵まれた準々決、神戸国際大付高戦の応援席は超満員。青空のもと、「若き血」が「三色旗の下に」がアルプスにこだまする。
46試合開始 選手を送り出す上田監督、赤松責任教師、小関主務。
47貫き樹てし誇りあり 前の悪天候での試合の疲れが出たか、チームに精彩がなかった第三戦。しかし、劣勢であろうが関係はない。強く雄雄しく、立ち向かえKEIO! 
48Good Loserの矜持を そして、それでもかなわず負けたならば相手を讃え、潔い敗者であろう。
49思い出の宿舎 約2週間お世話になった「シャンベルコート大阪」。スタッフの方々、大変お世話になりました。ここには球場と同じくらい思い出がいっぱい。
50笑顔で帰還 4月2日、戦い終えて、日吉に戻る。エンジョイ・ベースボールもいまや全国区。
5145年ぶりの甲子園終了 締めくくりに記念写真。大会前後を通じて皆様にはご声援・ご支援いただき、ありがとうございました。 新しい甲子園への旅はすでに始まっています。第2弾をお楽しみに!